Scala Conference in Japan の感想

Scala Conference in Japan はほんとうに素晴らしいイベントでございました。運営チームの皆様ありがとうございます。これだけ満足できたイベントは初めてです。


今まで Scala Days とかに参加したくてもできなかったのですが、Scala Conference のおかげでやっと Typesafe の人たちに会えました。皆さん良いカンジの方々で、特に Jamie さんは陽気で、エンジョイ感に溢れていました。なんかずっとキリンレモン探してましたね。ハッカソンのお昼にお寿司を食べに行って、帰りに Jamie さんはお店によってたんですが、あれもおそらくキリンレモン探してたんでしょうね。次回はキリンレモンちゃんと用意しとくべきですね。


今回のカンファレンスでは、今までの Scala 会議だとか、rpscala だとかで会えなかったような方々の発表を見ることができました。scala-activerecord の方とか、xitrum の方とか。Play コミュニティからもたくさんの人が集まっていました。
日本のコミュニティ同士の他、海外との距離が縮まった気がしました。海外との交流は一つのテーマでしたが、それに見合ったカンファレンスとなったのではないでしょうか。もちろん通訳チームのおかげですね。ありがとうございます。
通訳以外も随所で気遣いやホスピタリティが伝わってきて、とても居心地の良いカンファレンスでした。足りなかったのってキリンレモンくらいなのではないでしょうか。


発表はどれもよかったですが、印象的だったのは yokota さんの pull req の話でした。脱お客様、ユーザーはもっとライブラリ作者にフィードバックしよう。pull req を送ろうという話でした。いい話。

で、自分は Scala バイナリ互換のバイナリ互換とライブラリのホスティングについておしゃべりしゃせてもらいましたが、あのテーマにしようと思ったのは yokota さんとは方向が逆で、ライブラリの作者たちももっとユーザーのこと考えてほしいと思ったからです。Scala のライブラリは個人プレーの物が多いです。放置されていたり、使いにくかったり。ちゃんと使ってほしければ、クロスコンパイルして、Maven Central に置くとかして使いやすい状態にしておいてほしい。適当にコード公開してるから勝手に使え!バグあったら直しやがれ!は悪いオープンソースだと思います。良いオープンソースはユーザーとライブラリ作者との距離が近いオープンソース。ユーザーはライブラリ作者にどんどんフィードバックするべきだし、ライブラリ作者はユーザーにもっと良いものを提供しようという姿勢を見せたい。


しかし、200人が一瞬で埋まるなんて。。。自分は最初はどうせ人集まんないでしょ、と思ってました。ところが日本の Scala コミュニティって実はこんなに大きくなっていたんですね。
コミュニティ活動は楽しければ良いとは思いますが、楽しむためにはやっぱり輪を広げていこうという姿勢が大事なんだと思ってます。メンバーが固定されてそこで需要と供給がうまく噛み合っちゃうってのもなんだか虚しいものです。その点 Scala コミュニティはまだまだ新しい人に出会えて楽しい。来年カンファレンスをやったらまた新しい人が発表とか運営とかしてるんだと思います。


以上が Scala Conference の感想です。感想を書くとスタッフパーカーが当たるらしいですが、私はすでに貰ったのでいりません。